簡単にチェックできる?車の燃費が悪いときの原因とその対処法

簡単にチェックできる?車の燃費が悪いときの原因とその対処法

車を走らせていると以前よりも燃費が悪くなったと感じることがあります。しかし、その原因が分からないと手の打ちようがありません。この記事では、車の燃費が悪くなる原因を5つ紹介します。またその解消法も取り上げますので参考にしてください。燃費が改善されれば、おサイフにも優しい快適なカーライフを楽しむことができるでしょう。

そもそも燃費とは?

燃費とは燃料1リットルあたりの走行距離を表したものです。道路の状況などの使用条件により燃費は多少良くなったり、悪くなったりします。しかし、平均燃費よりも極端に悪くなった場合は、何かのトラブルもしくは使用方法によるものかもしれません。

燃費が悪くなる原因

燃費が悪くなる原因には以下の5つが挙げられます。

  • エンジンオイルの汚れ・漏れ
  • タイヤの空気圧
  • スパークプラグの不具合
  • 運転の仕方
  • 重い荷物を積んだまま

これら5つの原因をもう少し詳しく説明いたします。

エンジンオイルの汚れ・漏れ

エンジンオイルの役割はエンジンの各部品を円滑に動かすための潤滑油の働きをしています。ほかにも燃焼によって発生する煤(すす)や汚れを吸着する清浄作用、油膜で酸化を防止する防錆作用、エンジン内の熱を下げる冷却作用などの働きがあります。

エンジンオイルが汚れている、エンジンオイルが漏れている状態では、エンジンの性能を十分に発揮できなくなるので燃費が悪くなります。

問題の解決法

エンジンオイルの量をときどきチェックしましょう。定期的にエンジンオイルを交換するのがおすすめです。車種や走行環境によりますが、5,000~15,000kmもしくは6ヶ月から1年経て交換するのがいいといわれています。

駐車スペースに油染みができていることがあります。そうした場合はオイル漏れの疑いがあります。オイル漏れを放置していると、燃費の低下だけでなく、エンジンそのものが壊れるかもしれません。早急に修理を依頼しましょう。

タイヤの空気圧

タイヤの空気圧が低いと、タイヤが道路に接する面積が広くなります。そうなると摩擦抵抗が大きくなり、燃費が悪くなります。

問題の解決法

乗っている車の適正なタイヤ空気圧は、運転席ドアの開口部など目立つ場所に記載されています。ガソリンスタンドなどで給油のときに空気圧をチェックしてもらうことができます。

自転車のタイヤと同じように、正常な車のタイヤも普通に使っているだけで、自然と空気が減っていきます。1ヶ月に1回程度は空気圧のチェックをしましょう。

スパークプラグの不具合

スパークプラグは、エンジン内でガソリンと空気が混ざった混合気に火を付けて爆発させるという働きがあります。この爆発によりエンジンは回転するので、スパークプラグは車を走らせるために必要不可欠な部品です。

しかし、スパークプラグは消耗品なので、一定期間が過ぎると交換しなければなりません。スパークプラグが消耗したままだと、ガソリンはうまく燃焼できず、パワーダウンや燃費低下につながります。もし中古車やスパークプラグの交換をしばらくしていない車に乗っていれば、スパークプラグの状態をチェックしてみましょう。

問題の解決法

自分でスパークプラグを取り外して点検交換することができます。しかし、そうした知識や技術がないという人がほとんどなので、整備工場やディーラーなど信頼できる整備士のいる店に点検と交換を依頼するといいでしょう。

一般的なプラグの交換時期は、軽自動車では1万km、普通自動車では2万kmが交換目安といわれています。

運転の仕方

車自体のトラブル以外にも、燃費を低下させる原因があります。たとえば、運転の仕方もそのひとつです。急発進・急停車・急加速、ほかにも長時間のアイドリングなどは燃費の低下の原因となります。

問題の解決法

運転の仕方が燃費低下の原因であれば、ときどき運転の仕方をチェックしましょう。無意味な加速など無駄なアクセル操作がないかどうか確認します。

車種によってはマニュアルモードが搭載されています。エンジンブレーキを使って車の速度をコントロールできるので、これを使いこなせば燃費改善が期待できるでしょう。

たとえば、目の前の信号が赤ならば、ブレーキだけで停車までもっていくのではなく、エンジンブレーキを利用し、シフトダウンすることで車の速度を落とし停車させることができます。

重い荷物を積んだまま

車が重くなれば、車を動かすために余計にパワーを必要とします。ですから重い荷物を車に積んだままにすれば、燃費は悪くなります。

問題の解決法

キャンプ用品や冬用タイヤなど普段使わない荷物を車に積んだままならば、燃費改善のために車から降ろしましょう。

10kg程度の比較的軽い荷物でも、ずっと積んだままならば、少しずつガソリンを余計に消費していることになります。ラゲッジスペースに何が積んであるかもときどきチェックしましょう。

まとめ

燃費を悪くさせる原因を5つ紹介しました。車のトラブルが原因となるケースもあるので、点検や修理が必要ならば信頼できる整備工場などに依頼しましょう。燃費が改善されれば、エコで快適なカーライフを楽しめるでしょう。

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