車検にかかる税金ってどれくらい?車検にかかる税金、減税できるかどうかの条件などを解説!

車検にかかる税金ってどれくらい?車検にかかる税金、減税できるかどうかの条件などを解説!

自動車を持っている人には必ず待っているのが「車検」です。これは国によって、公道を走る車としての安全基準が満たされているかどうかを検査する制度ですが、この車検には税金がかかることをご存知でしょうか。特に初めて車検を受ける人は、税金がどれくらいかかるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。どうせなら、車検にかかる費用は節約したいことでしょう。今回は車検にかかる税金についてや、減税できるかどうかの条件について解説します。

車検にかかる「法定費用」とは?

自動車を車検に出す場合、まず必要な費用として「法定費用」というものがあります。

この法定費用は法律によって規定されており、車種や登録年数によってその額があらかじめ決まっている費用であるため、基本的にはどこの場所で車検を受けても一律で同じ金額がかかります。

すなわち、法定費用に関しては車検の際には必ずかかってくるものであり、基本的には変動しないため、この法定費用を節約することは、通常の場合であればまず不可能となります。

法定費用にあたるものとしては、「自動車重量税」と、「自賠責保険料」、そして「検査手数料」があります。このうち、税金にあたるのは自動車重量税です。

車検時に支払う費用にはそのほかに、「整備費用」というものもあります。これは車検を受ける場所や、車検の際の整備内容、交換部品の有無により大きく差が出てくる可変型の費用です。一般的には車検専門店や自動車整備工場で車検を受けると安くなり、ディーラーで車検を受けると高くなるのは、この整備費用の上下によるものです。

なお、車検を業者に依頼せず自分で行うこともでき、これを「ユーザー車検」といいます。その場合整備費用はかかりません。部品の交換などが発生しない限りにおいては、支払うのは法定費用のみで済みます。

「自動車重量税」とは?

法定費用に含まれる「自動車重量税」ですが、これは車種や登録年数によりその額が異なり、その課税ルールは以下の通りとなっています。

・軽自動車の場合、新車登録から2年ごとに6,600円、13年目以降は8,200円、18年目以降は8,800円
・軽自動車以外の場合、新車登録から2年ごとに、また車重500kgごとに8,200円、13年目以降は11,400円、18年目以降は12,600円

つまり、自動車重量税とは、新車登録からの年数が長いほど、車重が重いほど、より重い課税がされる税金となっています。

自動車税が未納の場合、車検が受けられない!

自動車税というのは、自動車重量税と違って、車検時に支払う税金ではありません。しかし、自動車税をあらかじめ支払っていないと、車検を受けられません。なぜなら、基本的には車検を受ける際に、「自動車税納税証明書」という、自動車税を納付していることの証明が必要となるからです。

自動車税は「排気量」によって価格が上下します。たとえば1リットル以下であれば29,500円、1リットル以上1.5リットル以下なら34,500円、軽自動車なら一律10,800円などです。

毎年5月ごろになると、その年の4月1日時点で車を所有している人全員に、自動車税の納付書が送付され、その納付書に書かれた税金を納めます。

なお、以下の条件を満たしていれば、車検の際に自動車税納税証明書の提出を省略できます。

・登録車であること
・軽自動車以外であること
・自動車税を滞納せずきちんと支払っていること
・自動車税納付後一定期間(2週間~4週間)経っていること

登録車であり軽自動車以外の車両を持っていて、自動車税を納付し一定期間が経った状態なら納税した記録が残るため、納税証明書を提出しなくても車検を受けられます。ただし上記条件を満たせていない場合で、納税証明書を紛失した場合は、都道府県税事務所窓口へ赴き、所定の再発行手続きを行わないといけないので要注意です。

エコカー減税で税金が安くなったり免税の場合も?

さて、こうした車検にかかる税金を少しでも安くする方法はあるのでしょうか。

ひとつの方法として挙げられるのは、「エコカーを買うこと」です。国土交通省が定める基準により、対象の車にかかる税金の減税が適用される「エコカー減税」という制度があります。対象となる税金は「自動車重量税」「自動車取得税」「自動車税・軽自動車税」の計3種類です。

自動車重量税と自動車取得税は、最大100%、すなわち全額免除となり、自動車税・軽自動車税は最大75%免除となる減税が受けられます。

もっともお得なのが「次世代自動車」の指定を受けている車種で、この場合は自動車重量税と自動車取得税が全額免除、自動車税ないし軽自動車税が75%の減税となります。その次は「平成32年度燃費基準+40%達成」を果たしている車種で、これは重量税・取得税が全額免税、自動車税・軽自動車税がそれぞれ75%、50%の減税となります。

エコカーの車種は各メーカーのホームページに掲載されており、車種と車種ごとの減税の内訳がしっかり記載されているので、車を選ぶ際は注目してみましょう。ちなみに「デミオ」や「アクア」といった車種は自動車重量税、自動車取得税ともに全額免税となっている車種で、国産高級車として知られる「ヴェルファイア」や「アルファード」も、エコカー減税の対象となっています。

まとめ

以上、車検の際にかかる税金に関して、かかる税金の種類やおおよその価格の目安、減税制度も含めて一通り説明しました。基本的に車検に関わるのは自動車重量税と、自動車税(ないし軽自動車税)ですが、エコカー減税制度などをうまく利用することによって、最大で全額免税を受けられることもありますので、車検の税金を抑えたいと思ったら、車種の選び方も非常に重要になってきます。

なお、税金以外にかかる「整備費用」に関して、できる限り安くお客様のお財布に優しい車検を提案している車検・整備専門店があります。昭島を拠点に立川や武蔵村山など、多摩周辺地域を幅広くカバーする「株式会社多摩自輌」です。

多摩自輌では、コストパフォーマンスに優れた整備を行える実績と信頼が大きく、「ちょうどよい車検」に自信をもって提案しております。ぜひ一度お問い合わせ・ご相談ください。

ページ上部へ