【知っておくと安心】車検完了までの流れと車検に必要な書類

【知っておくと安心】車検完了までの流れと車検に必要な書類

車検は新車登録から3年後、それ以降は2年ごとに受けなければなりません。とりわけ初めての場合は、車検の流れを知らない、車検に必要な書類が分からない、などの理由で不安になるかもしれません。

この記事では、車検完了までの流れと車検に必要な書類を紹介します。この記事を読んでいただければ、安心して車検を迎えることができるでしょう。

車検できる業者を探す

最初の手順は、車検サービスを提供している整備工場などを探すことです。たとえば、自動車ディーラー、カー用品専門店、ガソリンスタンドなどです。また「民間車検場」と呼ばれる陸運局から認可を受けた「指定工場」でも車検が受けられます。

運輸局から「指定工場」の認可を受けた整備工場は、工場内に車検のための検査ラインを備えているので、陸運局に車を持ち込まずに工場内で車検が可能です。カーオーナーが自分で陸運局に車を持ち込んで車検を受けるユーザー車検という方法もありますが、一般的には、近所にある車検サービスを提供している業者から、ふさわしい業者を選べるでしょう。

予約する

車検を受ける業者を選んだなら、次の手順はその業者に予約を入れることです。そのとき、どれくらいの費用がかかるのか、ある程度の見積もりをとっておけるでしょう。無償もしくは有償の代車サービスを利用できるかどうかなども確認しましょう。

車検に必要な書類を準備する

車検を受ける業者と日時が決まったなら、車検に必要な書類を予約日までに準備しておきましょう。以下が必要な5つの書類です。

●自動車検査証(車検証のこと)
●自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険の保険期間が有効なもの)
●自動車納税証明書(「継続検査用」の記載がある今年度の証明書)
●車検証に記載されている使用者の印鑑(認印でも可能)
●ロックナットアダプター(タイヤ盗難防止用のロックナットを使用している場合のみ)

これらに加えて車検にはある程度の費用がかかりますから、車検のための費用も前もって準備しておきましょう。

車検当日の流れ

この部分では、車検当日の流れを順番に説明します。

入庫・受付

予約日に、車検を受ける車で、必要書類を持参して、車検を受ける業者を訪れます。

点検・整備

自動車整備士の国家資格を有している整備士が、国土交通省の定めた自動車点検基準に基づき、点検・整備を行います。整備士が、整備内容を説明し、点検・整備の作業を進めますので、自分の車の状態をしっかり把握するようにしてください。

点検により、別途追加整備が必要な箇所が見つかる場合があります。そうした場合は、追加作業により、見積もりよりも金額が高くなる、車の引渡し日が伸びるといった可能性があります。

検査

整備・点検が完了すれば、いよいよ車検のための検査となります。代行業者であれば陸運局に車を持ち込み、検査します。「指定工場」であれば自社工場内の検査ラインで車検を受けられます。車検の検査項目には、以下の8つがあります。

1.同一性の確認
申請書類や自動車検査証の記載内容と、検査対象車両が同一であるかどうかを確認する。ボンネットを開けて、車体ナンバーやエンジンナンバーが記載事項と同一であるか確認します。

2.外回り検査
検査対象車両の外観、灯火類を検査する。たとえば、ヘッドライトやスモールライトなどの灯火類について、点灯・点滅・色・明るさ・地面からの高さ・左右の位置を確認します。

3.サイドスリップ検査
前輪タイヤの横滑り量を検査する。この検査により、ホイールアライメントの調整がきちんとできていて、直進安定性に問題がないか確認できます。

4.ブレーキ検査
前輪・後輪ブレーキおよび、パーキングブレーキの効き具合を確認します。

5.スピードメーター検査
実際に車のスピードを上げて、その速度と検査対象車両に搭載されているスピードメーターの表示に誤差がないかを確認します。

6.ヘッドライト検査
ヘットライトの光量・光軸が基準値内かどうかを確認します。

7.排気ガス検査
マフラー出口に測定機器を挿入し、排気ガスの一酸化炭素と炭化水素濃度を測定します。

8.下廻り検査
ブレーキ・サスペンション・マフラーなど下廻りの部品の取り付け状態や、オイル漏れの有無、ステアリング機器の操作性能を検査します。

検査完了後には、車検内容と検査結果の説明があります。そのときに、次の点検時期の案内や消耗部品の交換時期などの説明を受けることができます。今後の安全運転に関係する事柄なので、しっかり聞いておきましょう。

精算・車の引き渡し

車検費用を精算し、車検が完了した車を受け取ります。車検サービスを提供している業者によっては、現金だけでなくカード決済に対応している場合もあるので、予約時などに支払い方法も確認できるでしょう。

まとめ

車検完了までの流れと車検に必要な書類を紹介しました。車検サービスを提供している業者はたくさんあります。その中でも「民間車検場」と呼ばれる「指定工場」は、国家資格を有している整備士と自動車検査員、車検のための検査ラインを備えた整備工場です。ですから安心できる車検を、余分な時間をかけずに提供できます。

「民間車検場」の認可を受けている「株式会社多摩自輌」は、きちんとした点検・整備を行うことでお客様に安心・安全なカーライフを提供しています。車検を含め、愛車の修理、保険などお車に関するご相談があれば「「株式会社多摩自輌」までお気軽にご相談ください。

 

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